2023年1月後半
47歳、更年期を実感するようになった頃。
生理が月二回来るようになり、
その間もダラダラと少量の出血が続く事が多くなった。
そして水のような無色透明サラサラのオリモノが出るようになった。
この時点で病院に行っていれば、と後になって思う。
2,3か月の間、不正出血は続いており、
オリモノの量は増え、パンティライナーで対応できなくなった。
臭いは少ないが少し茶色っぽくなってきた気もする。
ずっとナプキンを着けなければいけない煩わしさはあったが、
ネットで病気の兆候と書かれている状態のとは違ったので、
それでも病院には行かないでいた。
だがある日、久しぶりに軽い生理痛のような腹痛を感じ、
便器にサラッとした鮮やかな血、鮮血を発見してしまった。
「これはあかん、ヤバイ。」
やっと、女医さんで評判の良い病院を探し始めたのだった。
4月18日
京阪本線 香里園駅からすぐの
”あきせウィメンズクリニック”さんは、
病院の概念を覆されるオシャレで綺麗な産婦人科だった。
お綺麗な受付嬢の制服は「デザイナーズブランドですか!?」
待合室のインテリアは「高級ホテルのラウンジですか!?」
意表を突かれたお洒落さに安心するやら、
逆に落ち着かないやら・・・(結論はオススメです)
院長先生は年齢が近そうな、明るくて綺麗な人だった。
問診の後、とりあえず子宮頸がん検診をしてみましょうという事に。
この歳になるまで検診は未経験、内診も初体験だった。
覚悟はしていたが、内診台に上がるのは勇気が要る。
日頃、股関節の柔軟運動をしておいて良かった~
と思うくらいに大開脚をさせられ、色々と器具を入れられる。
緊張をほぐす為に先生は色々と話しかけてくれた。
が、痛い。
身体に力が入ると余計痛いので、必死で深呼吸する。
膣内エコー画像を見ながら先生は
「何か中に出来てるよ。詳しく調べないと何かは分からないけど。」
ほら、ここ!と言われたが、素人目に白黒エコー画像は良く分からない。
だが、「心配ありませんでした~」という
淡い期待が完璧に砕かれた事は確かに解った。
続いてがん検診の為に細胞を採取された後、
通常より多く出血し、しばらく止まらなかった。
膣内に止血用ガーゼを詰められた後、
自己判断で長年、低用量ピルを服用していた事を怒られた。
個人輸入で安く買えるので気軽に飲んでいたが、
長期に渡る服用は子宮頸がんリスクを高めるらしい。
なので皆さんは必ず医師の指導の元、
定期的に検診を受けながら服用して下さいね。
「明日大きな病院に行ける?
予約してないと普通は診てもらえないけど、何とか頼むから。
すごく待たされると思うけど、絶っっ対に明日行ってね。」
先生は念を押しながら紹介状を書いてくれた。
ガーゼがパンパンに詰まったお腹が重い・・・。
今まで病気らしい病気をした事が無かった私の、
始めてづくしの闘病体験が明日から始まるのである
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