尿カテーテル訓練は辛いよ

子宮頸がん

入院2日目。朝は6時に起床する。
ずらっと並んだ両端の病室から順番に、朝担当のナースがやってくる。
昨夜は落ち着かない環境であまり眠ってない。
5時頃から起きて体操したり、お茶を飲んだりしていた。

てか、ベッドが固いんですけど!!!
数時間寝ていると背中や腰が痛くて、熟睡どころでは無い。
接骨院の治療用ベッドか?皆さん辛く無いんですか!?
せめてクッションでも持ってくれば良かったな・・・
仕方ないので、二夜目からバスタオルを丸めて腰の下に敷いていた。
病院によって違うとは思うけど、腰枕とかクッションとか
持って行った方が快適に入院ライフを送れます。
こんなんがあったら良かったな~。
好きな形になるし、色々な使い方出来そうやし。

ナースがやってきて検温と血圧測定され、8時に朝食が運ばれてきた。
朝はパンですか・・・ご飯派の私にはちと寂しい。
お好みでパンは給湯室にあるトースターで焼きましょう。
ちなみにコーヒーは自前で買った物です

「自己導尿の練習しましょうか~。」
という声と共に担当ナースさんが入ってきた。
やっぱやるのね、逃げられないのね・・・。
病院で使うカテーテルは使い捨てタイプ。
2種類あって好きな方を選べるが、最初は1回ずつ使ってみる。
コンパクトタイプは携帯するのに便利だと思うが、
痛みが少なく作業し易いのはロングタイプだった。

「最初2回くらいは私達が付いて一緒にやりましょうね。」
ココは大学病院なので、1ナースに付き見習いナースが1人付いている。
女性同士とはいえ他人にアソコを見られるのは抵抗があるのに、
見られる人間がもう一人居る・・・いや、これは世の中に必要な事だから。

車椅子用の広いトイレに入ると、手鏡と棚が用意されていた。
洋式便座の蓋に手鏡を乗せて、そこに自分のアソコが映るように
脚を上げて、指で開いて尿道にカテーテルを挿入する。
まぁまぁシンドイ体勢だ。しかも尿道口、わかり難っ!
だって今まで探した事無いですからね、尿道口。
やっとの思いで探し当て、挿入したら便座に座る。
すると意思に関係無く尿が出てくるのだが、気持ち悪いねぇ~。
何とか終わった時は身体も心も疲れていた。
身体が硬い人とか大変そうですけどね、慣れなんでしょうけど。

人によってやり易い体勢とかは違うのでしょうが、
とりあえずパンツやショーツは脱いでしまった方がやり易かったです。
たまたまハーフパンツのパジャマを持って行ってたのだが、
カテーテル使用時はすごく良かったですよ。

あ、病院なのでパジャマは前開き推奨です。
点滴刺さってる時の着替えとか、レントゲンの時とか、
診察の時とか色々、前開きの方が絶対便利ですよ。
ワンピースタイプもオススメです。
裾からお腹の辺りまでのボタンを外して、ウェストで裾を
結んでおくと、下半身フリーでとってもやり易かったです。
手術後のお腹にも、ワンピースタイプは優しい❤

その後、尿意を感じた時にナースさんを呼んで、もう一個の方を使う。
長いのと短いのを1回ずつ使って練習は終わり。
あら、そんだけですか!?いや、助かったけど。
上手く出来なかったらまだ何回かやるのかもしれません。
今日のミッションはこれだけだったので、後は読書三昧の贅沢時間。
ああ、早く帰りたいよぅ・・・

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