2023年5月17日
いよいよ明日は手術だ。
怖いという気持ちより、やっと!という思いの方が大きい。
オリモノの量は日々増え続けていたし、
早くその煩わしさから解放されたかった。
昨日まではヒマだったが、この日は色々と予定がある。
歯石取り、ヘソ掃除、麻酔科の説明、主治医の説明、泌尿器科の説明。
歯石取りは口内に挿管した際に雑菌が体内に入らない為、と言うが
大学病院が少しでも儲ける為、というのも本音だろう。
手術の際はヘソのギリギリを切るので、雑菌が入らないようにと
ナースがオイルと綿棒でヘソの汚れを取ってくれた。
ちょっとVIPな気分!?
全身麻酔+硬膜外麻酔という2種類の麻酔について、
必要な理由と当日の流れ、万一のリスクについての説明を受ける。
手術中にもし全身麻酔が切れても動かないように、
(痛ぁ~!と動いてしまうとすんごく危険だから)
筋弛緩剤を一緒に投与するらしい。
なので自力で呼吸出来なくなりますから、
術中は気管に挿管して
酸素を強制的に送りますよ、との事。
その影響で術後しばらくは喉が荒れますよ、との事。
硬膜外麻酔と言うのは下半身、特に骨盤内用の麻酔で、
腰から背骨の中にφ1mm程度の管を通し、そこに麻酔薬を流すそうな。
コレ、入院前に聞いていて実はすごく恐れているのだが、
コレをしないとお腹の痛みが強いらしい・・・しゃあない。
麻酔には万分の1だが重篤なリスクがあるので、
説明を受けた後に同意書にサインをする。
ここで『いや、怖いから手術辞めます』て言うたらどうなるんやろ?
滅多な事は無いと解ってるけど説明聞くと怖いからねぇ。
主治医の先生と泌尿器科の先生からは、
特に目新しい事は言われなかった。
安心して下さいね、とか、頑張って下さいね、とか。
あと手術の様子を録画させて欲しいと言われたので
喜んでOKした。
だって腕の良い医師が丁寧にやってくれるはずだと思うから。
大学病院だから教材にするのでしょうね。
どうやら私は脂肪が少なくて患部が見易い身体だったらしい(ドヤ😜)
昼食後、ナースが下剤を持ってきた。
明日の手術に備えてお腹の中を空っぽにしておかねばなのだ。
200mlの乳白色の液体・・・てか量多いな!
『味も酸っぱいから、何度かに分けてゆっくり全部飲んでね。』
どれどれ・・・思ったより美味しい。乳酸菌的な味?
『いよいよ明日なんやねぇ。』
隣のベッドに入院中のオネエサマとおしゃべりタイム。
早く切って欲しいけど、不安はやっぱありますね~。
『アンタは切ったらそれでおしまいやから、楽勝やで!
私に比べたら屁みたいなもんや、屁(笑)!!』
彼女は他病院で卵巣がんの手術をし、5年以上経って再発、
抗がん剤治療の為にココへは数回目の入院だそう。
見ていて感じただけだが、抗がん剤は皆本当に辛そうだった。
『病院選びも大事やからね。ココ(大阪医科薬科大学病院)は
間違い無いよ。切ってもらったらそれで治る!』
明るい言葉に勇気が出る。優しいなぁ・・・ありがたい。

再びナースが、明日の手術着とオムツと着圧ソックスを持ってきた。
『明日朝7時に迎えに来るので、着替えておいて下さい。
オムツは術後に使うので手術室に持って行って下さい。』
着圧ソックスは血栓防止の為らしい。履き方を教わる。
18時、普通に夕食が運ばれてきた。
この後出すのに食べるのか・・・何かもったい無いな。
食後、読書したりおしゃべりしていると急に、
本っ当に急に激しい便意に襲われた。
腹痛等の予兆無く急に不意打ちで来る便意、恐るべし。
そして3回に分けてビックリする程の量が出た。
凄い効き目やな。これで明日の浣腸は免れたぜ。
何だか落ち着かない気分だし、やる事も無いので
『まだ9時(21時)やで!?』
と言われながら明日に備えて寝る事にした。
入院3日目、禁酒も3日目か。
今日ばかりはちょっと呑みたい~と思いながら目を閉じた。

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