子宮頸がん手術の為に入院です

子宮頸がん

2023年5月15日
入院日がやってきた。
大きな紙袋を持って、指定された11時前に病院到着。
入院手続きの窓口に行くと、20人以上待っている!
大きい病院って毎日凄い人数が入退院しているんですね。
保険証を出して簡単に幾つか確認を受け、
病棟の場所を聞いて自分で歩いて行く。
何度も来ている病院だけど、入院病棟に行くのは初めてだ。
新館の建設が進んでいる大阪医科薬科大学病院だが、
婦人科の入院病棟は古かった。(産科は新館らしい)

エレベーターを4階で降りると目の前に医師の詰め所、
右手を見るとナースステーションとデイルームが見えた。
「今日から入院のTです。」
まず、IDと名前の入ったリストバンドを巻かれた。
音楽フェスか遊園地の1Dayパスのようだな。
テンション上がらんけど。
それから特殊な体重計で左右の腕、脚、胴の
パーツ毎の体重と筋肉量、脂肪量を測られた。
手術の際に必要なデータらしいが、パーツ毎って!!

そして病棟内の施設を案内された後、私のベッドへ。
病室はトイレや洗面所のすぐ前の部屋で、窓側だった。
後で思うと、手術後が大変だからこの便利な場所だったのかな?
閉塞感の少ない窓側というのもラッキー!
初入院の不安と緊張が少し緩む。

荷物を整理してたら、ナースさんがポータブルDVDプレーヤーを持ってきた。
「院内での注意点のDVDと、自己導尿のDVDを観ていて下さいね。」
注意点のDVDは基本、お年寄り向けですね。
転倒防止についての退屈な動画を10分くらい観た。

そして手術3日前と早い入院になった理由である
”自己導尿”の方法についてのDVDを観る。
骨盤内の手術の場合、どうしても
膀胱や尿意をつかさどる神経が邪魔になるので、
位置をずらして手術するそうなのだが、
その影響で術後しばらくは尿意を感じられ無くなる事が多いそうだ。
尿意を感じ無い事で、膀胱に限界以上に尿を溜めてしまうと
尿の毒素が身体に回る尿毒症になってしまう危険がある。
それを防ぐ為に、カテーテルを使って4時間毎に
自分で強制的に排尿するのが自己導尿である。
DVDを観て実感したが、尿道が自分で見えない位置にある
女性の場合、そう簡単な事では無い。
だからこれから2日かけてしっかり練習するのだ。
う~ん、これ嫌やってんよな・・・やるしか無いけど。

DVDを観終わったら昼食の時間になった。
初、病院食だ!どれくらい不味いのか!?
期待と不安の記念すべき一食目はこんな感じだった。


思ったより普通に美味しい。味は薄目だが。
もっと不味いのを想像していたから、
食事についてはこの日のダメージは少なかった。

荷物整理の続きをやっていると、夫からLINEが来た。
この後15時からの、家族説明の為に来る事になっているのだ。
夫は落ち着かないと言ってこの日は仕事を休み、
午前中は自分もかかりつけの接骨院に行っていた。
「これからそっち行くけど、お昼まだやねん。」
「私は済んだから・・・ほな、駅前のコメダに一緒に行こう。」
そう、この時の私はまだ知らなかったのだ。
一度”入院”という形で病院に入ったら、
退院まで外出してはいけないという事を( ̄▽ ̄;)

軽やかに病院を出て美味しいコーヒーを飲み、
病院敷地内の日陰のベンチで喋っていると、
夫の携帯に病院から着信が入った。
「奥様が見当たらないのですが(汗)ご存じ無いですか!?」
「一緒に居ます。病院の敷地内です。」
すぐに病棟に戻ってきて下さい(怒)!!」
探されていた。ごめんなさい。

主治医からの説明を二人で聞き、夫は帰る事に。
あ~一緒に帰りたい、家に帰りたい。
お見舞いというか面会は17時までなので、
遊びに来てくれるのも仕事が休みの土日しか無理やし。

もう今日は何も無いな、という事でパジャマにお着換え。
さて本でも読むか、と思ったら
仕切りカーテンの向こうから私を呼ぶ声が。
どうぞ、と言うと入院中の容態を診てくれるドクターが
ご挨拶に来てくれた。手術チームにも入ってくれる人だ。
その後、私担当の研修医の女の子Tちゃん、
手術チームのリーダーUさん、
担当薬剤師さん、担当栄養士さん等次々に挨拶に来てくれて、
この日は退屈する事が無かった。


18時に夕食を食べる。
味はともかく、準備も片付けもしなくて良いのはすばらしい。
今晩寝られるかなぁ・・・
と思ったが、意外に疲れていたので消灯前からウトウトし出した。
良い機会やから、観念してゆっくりする事にしよう。

にほんブログ村 美容ブログへ
にほんブログ村
タイトルとURLをコピーしました